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カテゴリ 協力発行 美術・考古 

中国服飾史図鑑 第三巻

中国服飾史図鑑 第三巻

[著者] 黄能馥・陳娟娟・黄鋼
[監修] 古田真一
[翻訳] 栗城延江
[定価] ¥28,000 (税抜) [発売日] 2020年10月25日
[ISBN] 978-4-336-06314-4 [Cコード] 0622
[ページ数] 414ページ [判型] A4変型判

内容紹介

石器時代から20世紀まで2万年に迫る中国服飾の展開を、3000点を超える写真や図解で分かりやすく通観。衣服や冠帽はもちろん、履物や装身具、髪型や化粧まで、全4巻で網羅的に解説するビジュアル決定版! シリーズ第一巻は先史時代から魏晋南北朝までを収録。 【本書の特徴】 ◆中国内外の博物館や研究機関、個人が所有する服飾にまつわる歴史的資料について、総計3000 点におよぶ図版を掲載。 ◆衣服や冠帽はもちろん、履物や多彩な装身具、髪型や化粧、埋葬時に身に着けた玉衣服飾まで、身にまとうもの・身体を装飾するもの全般を網羅。 ◆服飾品・装身具などの現物だけでなく、壁画や布帛画、俑や塼彫など、服飾品・装身具がどのように身に着けられていたかを示す具体的用例を掲載。また写真に加え、学術的な考証により描かれた復元図、図解等も豊富に収録。 ◆服飾のデザインや文様がもつ内面的な意味を、数多くの文献を引用しながら、当時の思想や社会情勢と関連付けて説明。中国歴代の服飾が、時代精神を具現化する様子についても詳述する。 ◆中国文学や中国史の記述に具体的なイメージを与える圧倒的な視覚資料を提供。作画や設定用資料としてクリエイターにも有用。 ◆各巻冒頭には、監修者による日本語版オリジナルの概論を付す。

 目次 

中国服飾史概説 〜明から清(上)〜 古田 真一
第九章 明代の服飾
一 明代における服飾の発展とその背景
二 明代の官服制度
[一]皇帝の冠服
1.衮冕/2.通天冠/3.皮弁服/4.武弁服/5.常服/6.燕弁服
[二]皇后の冠服
1.礼服/2.常服
[三]文武官の冠服
1.朝服/2.祭服/3.公服/4.常服/5.燕服/6.蟒服・飛魚服・斗牛服
[四]命婦の冠服
[五]明代における冠服の禁令
[六]明代の服装における基本形式
1.交領式衣衫/2.盤領衣/3.上下一体の束腰式袍裙/4.対襟の衣服/5.交領の大袖袍
[七]明代の巾帽
[八]明代の履制
1.靴/2.舄/3.高跟鞋/4.福字履/5.雨鞋/6.鑲辺雲頭履/7. 蒲鞋/8. 尖頭弓鞋
[九]明代中後期の服飾における新たな潮流
三 明代の絹織物
[一]緞類
[二]絹類
[三]羅類
[四]紗類
[五]紬類
[六]改機(双面錦)
[七]絨類
[八]綾類
[九]絲布
[十]錦
[十一]緙絲
四 明代の服飾文様
[一]明代における龍袍の種類とその文様
1.四団龍袍/2.十二団龍文袍/3.十二団龍十二章衮服/4.柿龍袍・柿過肩通袖龍襴袍/5.過肩龍玄衣/6.右衽窄袖直身袍/7.蟒服・飛魚服・斗牛服/8.麒麟服/9.龍文大袖衫/10. 龍蟒腰線式裙袍
[二]宮中の年中行事に着用した明代の服装文様
1.正旦節/2.元宵/3.清明/4.端午/5.七夕/6.中秋/7.重陽/8.冬至/9.一年景/10.万寿聖節/11.頒歴/12.婚礼
[三]明代の服飾文様における吉祥図案
1.象徴/2.寓意/3.比喩/4.表号/5.諧音/6.文字
[四]明代の服飾におけるさまざまな文様
1.動物文様/2.自然気象の文様/3.器物文様/4.幾何学文様/5.人物文様
[五]明代の服飾文様における芸術的な特色
1.謹厳で堂々とした風格/2.「一条の龍」式の全体設計
五 定陵出土の絹織物の保護と復元
六 明墓出土の装身具
[一]頭髪飾り
1.髪鼓/2.金釵/3.金玉珠宝花簪
[二]耳飾り
[三]手飾
1.指輪/2.金鐲と臂釧/3.念珠
[四]腰帯と帯飾り
1.腰帯/2.七事/3.玉佩/4.金香囊
[五]ボタンや留め金具の装飾
第十章 清代の服飾(上)
一 清代服飾の背景
二 清朝成立以前の満州族の服装
三 清朝初期における服制改革の断行
四 清代の冠服制度――冠帽と男性冠服
[一]冠帽
1.皇帝の冠帽 (1)冬朝冠/(2)夏朝冠/(3)吉服冠/(4)常服冠/(5)行服冠/(6)雨冠
2.皇子から固倫額駙までの冠帽 (1)皇子/(2)親王/(3)親王世子/(4)郡王/(5)貝勒/(6)貝子/(7)鎮国公/(8)輔国公/(9)鎮国将軍/(10)輔国将軍/(11)奉国将軍/(12)奉恩将軍/(13)固倫額駙
3.百官の冠帽 (1)民公/( 2)侯・伯・子・男/(3)文一品・武一品・郡主額駙/(4)文二品・武二品・県主額駙/(5)文三品・武三品・郡君額駙/(6)文四品・武四品・県君額駙/(7)文五品・武五品・郷君額駙/(8)文六品・武六品・藍翎侍衛/(9)文七品・武七品/(10)文八品・武八品/(11)文九品・武九品、未入流/(12)雨冠/(13)翎子
4.皇后から命婦までの冠帽 (1)皇后・太皇太后・皇太后/(2)皇貴妃/(3)妃・嬪/(4)皇子福晋・親王福晋・固倫公主/(5)世子福晋・郡王福晋・貝勒夫人・和碩公主・郡主・県主/(6)貝子夫人・鎮国公夫人・輔国公夫人・郡君・県君・郷君/(7)民公夫人・侯夫人・伯夫人・子夫人・男夫人/(8)一品命婦・鎮国将軍夫人/(9)二品命婦・輔国将軍夫人/(10)三品命婦・奉国将軍淑人/(11)四品命婦・奉恩将軍恭人/(12)五品・六品命婦/(13)七品命婦
[二]清代男性の冠服
1.端罩
2.衮服
3.補服
4.朝服 (1)皇帝の朝服/(2)皇子・親王等の朝服
5.吉服 (1)龍袍/(2)蟒袍
6.常服 (1)常服褂/(2)常服袍
7.行服 (1)行褂/(2)行袍/(3)行裳
8.雨服 (1)皇帝の雨衣/(2)皇帝の雨裳/(3)親王・貝勒・文武一品・御前侍衛・各省巡撫の雨服
9.皇帝用の衣料箱

著者/監修者/翻訳者紹介

〔編著〕
黄能馥(こう のうふく)
1927年浙江省生まれ。専門は染織、服飾。中央工芸美術学院教授、中国書画通信大学副長、北京現代実用美術学院名誉学院長、蘇州シルク博物館顧問などを歴任。主な著書に『中国印染史話』(中華書局出版、1960年)、『絲綢史話』(共著、中華書局出版、1963年)、『中国美術全集 工芸美術編・印染織繡』(上下巻、文物出版社、1985年)など多数、邦訳書に『中国絹織物全史――七千年の美と技』(共著、科学出版社東京 発行・国書刊行会 発売、2015年)がある。
陳娟娟(ちん えんえん)
1936年北京生まれ。1956年に北京故宮博物院に入り、沈従文氏に師事。以来40年余、中国国家文物鑑定委員会委員、中国古代絲綢文物複製センター副センター長などを歴任しながら、中国古代の織物・刺繡の研究、分析、鑑定に従事する。主な著書に『国宝』(共著、商務印書館香港分館、1983年)、『故宮博物院蔵7 宝録』(上海文芸出版社、1985年)など、邦訳書『中国絹織物全史――七千年の美と技』(共著、科学出版社東京 発行・国書刊行会 発売、2015年)がある。
黄鋼(こう こう)
1961年北京生まれ。織物・刺繡品の収蔵家、画家。中央工芸美術学院修士課程を修了し、母校にて教職に従事する。2000年より欧米、香港、台湾、日本にて個展を開催。2009年には東京都美術館開催の「第35回AJAC展(日本と世界の現代美術)」に出展。著書に『中国龍袍』(共著、漓江出版社、2006年)、『黄鋼HUANG GANG』(大型画集、人民美術出版社、2008年)などがある。

〔監修・翻訳〕
古田真一(ふるた しんいち)
1954年愛知県名古屋市生まれ。帝塚山学院大学教授。京都市立芸術大学美術専攻科修了。1986年から1990年まで北京大学に公費留学。専門は中国絵画史。編著書に『中国の美術――見かた・考えかた』(共編、昭和堂、2003年)など、論文に「六朝絵画に関する一考察――司馬金龍墓出土の漆画屛風をめぐって」(『美学』42巻4号、1992年)、「宋代における仕女図の表現形成について」(『中国美術の図像学』京都大学人文科学研究所、2006年)など、監修・翻訳に『中国出土壁画全集』(全11巻、科学出版社東京 発行・国書刊行会 発売、2012年)などがある。

〔翻訳〕
栗城延江(くりき のぶえ)
1986年から1990年まで北京大学にて中国哲学・考古学を専攻する。専門は中国服飾史。訳書に『中国五千年 女性装飾史』(京都書院、1993年)、『中国古代の服飾研究』(京都書院、1995年)など。