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カテゴリ 政治・経済 

習近平の思想と知恵

習近平の思想と知恵

[著者] 陳錫喜
[翻訳] 三潴正道
[定価] ¥4,800 (税抜) [発売日] 2018年04月24日
[ISBN] 978-4-907051-23-5 [Cコード] 0012
[ページ数] 286ページ [判型] A5

内容紹介

 2012年に総書記に選任されて以来、その数々の講話は、庶民の視線に立ち、平易に、また知識に富み、中国の文化的伝統・要素を踏まえて人心を射抜き、喝采を浴びた。  本書は、選任当初から各地で発表された講話の中から、そのエッセンスを厳選し、プロローグ、比喩の章、ことわざの章、詩文の章の四つで構成、それぞれについて丁寧に解説したもので、習近平の思想を知る上で必読の書である。

 目次 

プロローグ
“中国夢”――民族の復興と人民の幸福という共通の願い

比喩の章
進んで“硬骨頭”に立ち向かい、“険灘”に挑む――改革は勇気を奮って思想的障壁と利益構造を打ち破らなければならない
“蹄疾而歩穏”――改革の全面的深化に関する弁証法的思惟
権力を制度という“籠子”の中に閉じ込める――権力制約監督システムの整備
中華民族の“根”と“魂”――中華民族の優れた文化的伝統を継承し発揚する
“総開関”をしっかり締める――理想と信念の核心的問題
核心的価値観は“空気”のようにいかなる場所にも存在する――核心的価値観を醸成し発揚する雰囲気を造り出す
中国人は“飯碗”を自分の手に持っていなければならない――食糧と社会の安定を保障する
“蛋糕”の創出と“蛋糕”の分配――経済発展と社会的公平は車の両輪
“死水一潭”と“暗流洶湧”――社会が発展する活力と秩序をしっかり保障しよう
都市の“攤大餅”式発展を抑制する――都市建設は科学的プランニングを
緑水青山”と“金山銀山”――生態と経済の相互扶助および転化
“圧艙石”と“助推器”――世界の平和と安定をともに擁護
“意大利麵碗”現象の出現を食い止める――アジア太平洋地域に一層緊密なパートナーシップを構築するべきだ
“鈣”と“軟骨病”――信念が曖昧で自己を見失うことによる弊害
“踏石留印”、“抓鉄有痕”――良い気風を確立するにはくじけず粘り強く
“老虎”や“蒼蝿”を叩け――不正や腐敗は断固として取り締まる
“照鏡子、正衣冠、洗洗澡、治治病”――大衆路線教育実践活動工作会議の根本的な目標
“接地気”と“充充電”――指導的幹部は社会の中に深く入り、大衆に学ばなければならない
“趕考”――党が直面している新しい試練と危機意識
“圍城”、“玻璃門”、“無形牆”を打破する――職務上の気風を改め、大衆と密接に関わる
“帯電的高圧線”――組織の規律を着実に実行し、厳格に守る
“抓早抓小,有病就馬上治”――腐敗を退治するには、問題を発見したら速やかに処理する
“為民服務不能一陣風”――人民に奉仕するには、実際の効果と、長期にわたり効果的なシステムが必要である
指導者が交代するたびに“兜底翻”してはならない――大局を安定させ、仕事を持続しなければならない
“釘釘子精神”を発揚しよう――大衆工作は、着実に、深く、きめ細やかに

ことわざの章
“鞋子合不合脚,自己穿了才知道”――路線・理論・制度における自信をしっかり持つ
“沒有比人更高的山,沒有比脚更長的路”――粘り強く引き続き改革を推進する
“開弓沒有回頭箭”――断固として改革の目標を実現する
“小康不小康,関鍵看老郷”――農民の収入増加を大いに促進する
“舌尖上的安全”――全力で食品の安全を保障する
“基礎不牢,地動山搖”――末端のサポート力と管理能力を高める
“路遥遠知馬力,日久見人心”――ラテンアメリカ諸国との協力と相互信頼を強化する
“打鉄還需自身硬”――党の自己建設を絶えず強化する
“門難進,臉難看,事難辦”――決して民衆を困らせてはならない
“作秀”――民衆を偽ってはならない
“人心就是力量”――大衆路線は党の生命線である
“手莫伸,伸手必被捉”――反腐敗の強い姿勢を堅持する
“新辦法不会用,老辦法不管用,硬辦法不敢用,軟辦法不頂用”――学習を強化し、技量パニックを克服する
“衆人拾柴火焰高”――一致団結してともに偉業を果たそう
“累并快楽着”――楽観的精神で仕事に励む
“有話要放到卓面上来講”――批判や自己批判に長ずる
“十個指頭弾鋼琴”――“統籌兼顧”して仕事をする
“行百里者半九十”――青年は孜々として努力奮闘すべきだ
“以青春之我,創建青春之国家”――青春は奮闘するためのものだ
“人生的扣子従一開始就要扣好”――価値観の形成は青年期が大切

詩文の章
“既不妄自菲薄,也不妄自尊大”――中国の経験に対する自信と自覚
“苟日新,日日新,又日新”――中華民族の核心的精神の描写
“治大国如烹小鮮”――国情を理解し、科学的に政治を行う
“兄弟同心,其利断金”――両岸の同胞が手を携え、ともに中国の夢を実現する
“積土為山,積水為海”――中国とアフリカが協力して夢をかなえる
“水之積也不厚,則其負大舟也無力”――友好の海に中墨協力の舟を浮かべる
“合抱之木,生於毫末”――中国とASEAN の友好の社会的土壌をしっかり突き固める
“海納百川,有容乃大”――さまざまな文明が互いに影響し合いながら融合しともに前進する
“浩渺行無極,揚帆但信風”――アジア太平洋のパートナーには共通の発展スペースが
“物必先腐,而後虫生”――腐敗が生じる土壌をなくす
“政之所興在順民心,政之所廃在逆民心”――人民のために奉仕するのは党の根本的な趣旨である
“見善如不及,見不善如探湯”――指導的幹部は畏怖の念を持つべきである
“刮骨療毒、壯士断腕”――反腐敗闘争をやり遂げる
“徙木立信”――整風は実質を伴い、人民に信頼されなければならない
“鑑得失、知興替”――歴史に学び、歴史を鑑とする
“盲人騎瞎馬,夜半臨深池”――任務に対する科学性・予見性・主体性を強化する
“学者非必為仕,而仕者必為学”――幹部の学習は党と国家の事業の発展に関わる
“学而不思則罔,思而不学則殆”――学習と思考は車の両輪でなければならない
“以其昏昏,使人昭昭”――学習を通して任務遂行能力を高める
“虚談廃務”――理論を実際と結びつける学風を発揚する
“博学之,審問之,慎思之,明辨之,篤行之”――学習を重視し、学習に長ずることは、風紀を正す重要な内容である
“宰相必起於州部,猛将必発於卒伍”――現場での経験は幹部が成長するための必須科目である
“尚賢者,政之本也”――国が差し迫って必要とする人材育成のために良い環境を造る
“致天下之治者在人材”――人材は総合的国力を測る重要な指標である

著者/監修者/翻訳者紹介

主編
陳 錫喜(ちん しゃくき)
中央マルクス主義理論研究&建設プロジェクト主席専門家、国務院学位委員会学科評議チームメンバー、上海交通大学特任教授。


翻訳者
三潴 正道(みつま まさみち)
麗澤大学客員教授。NPO 法人『日中翻訳活動推進協会(而立会)』理事長。上海財経大学商務漢語基地専門家。日中学院講師。

主な業績
著書:
『今、中国が面白い』(僑報社)、『時事中国語の教科書』(朝日出版社)、『論説体中国語読解力養成講座』(東方書店)、ビジネスリタラシーを鍛える中国語Ⅰ、Ⅱ(朝日出版社)など。
ネットコラム:
『現代中国放大鏡』(グローヴァ)、『中国「津津有味」』(北京日本商会)、『日中面白異文化考』(チャイナネット)、『日中ビジネス「和睦相処」』(東海日中貿易センター)、『日中異文化「どっちもどっち」』(JST)