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仮面と臉譜 ーその形と様式の系譜

仮面と臉譜 ーその形と様式の系譜

[著者] 主編:王海霞  編著:劉瑩
[翻訳] 古川智子
[定価] ¥4,800 (税抜) [発売日] 2016年10月14日
[ISBN] 978-4-907051-12-9 [Cコード] 0071
[ページ数] 109ページ [判型] B5判

内容紹介

神や英雄の霊が宿る仮面と臉譜(くまどり)、その魅力のすべてを明かす!!中国悠久の歴史のなかで仮面は、原始のシャーマニズムに始まり、さまざまな宗教儀礼や地方祭祀、舞踊などに盛んに用いられています。宋、元代の雑劇の発展に合わせて現れたメーキャップ芸術・臉譜(れんぷ)は、明、清代を経て洗練され、京劇を代表とするたくさんの地方劇などで、今なお隆盛をきわめています。本書では、現在も各地で行われている民間芸能を紹介しつつ、仮面や臉譜の様式や文様の意味をわかりやすく解説します。

 目次 

序文 王文章
まえがき 王海霞
1.仮面と臉譜の歴史
     (1) 仮面 原始社会-商周-漢唐-宋元-明清-近代
     (2) 臉譜 唐五代-宋金元-明清
2.仮面と臉譜の種類と分布
3.仮面と臉譜の制作の道具と工程
     (1) 仮面の制作
     (2) 臉譜の制作
4.仮面と臉譜の保護と継承
5.仮面の鑑賞
6.臉譜の鑑賞
訳注
訳者あとがき


著者/監修者/翻訳者紹介

王海霞(おうかいか・女性)
1963年、遼寧省本渓市生まれ。
現職は美術研究所の研究員、民間美術研究室主任、中国芸術研究院民間美術研究センター主任。
主な実績は、『世界芸術全鑑ー民間諸芸経典』(王樹村との共著、人民美術出版社)『光り輝く中国文明ー年画』『中国無形文化遺産叢書―年画』(王樹村との共著)『透視・・中国の民俗文化の中の民間芸術』『中国内外の伝統民間芸術の根源を探る』『中国民間工芸美術』(編纂)など

劉瑩(りゅうえい・女性)
1979年、山東省濰坊市生まれ。
2005~2008年、中国芸術研究院大学院美術研究科中国民族民間美術保護専攻、修士号取得。2008年から中国美術館収集部にて同館が所蔵する各民族の民間美術品の収集、保管および研究に従事。中国工芸美術学会民間美術専門委員会会員。主な著書は『中国民間芸術伝承人口述史叢書・代々の陶器職人』、『中国の門神画』(王樹村との共著)、『中国古版年画珍本・北京の巻』など。

古川智子(ふるかわ ともこ)
福島県いわき市出身。
大阪府立大学総合科学部を卒業後、会社勤務などを経て2003年よりフリーランス翻訳者。観光情報から石油化学メーカーの新規事業計画書まで、取扱分野は幅広い。2014年より経済ニュース共有サイトNewspicsにて中国ネットニュース『財新網』の翻訳に参加。訳書に『中国無形文化遺産の美 年画-民俗画に見る人々の願い』(科学出版社東京)『人民元 国際化への挑戦』(共訳、科学出版社東京)。