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カテゴリ 医学 

図説中医学入門 中薬五千年の伝承

図説中医学入門 中薬五千年の伝承

[著者] 鄭金生
[監修] 張志斌・李経緯
[翻訳] 下山リティン
[定価] ¥4,800 (税抜) [発売日] 2022年12月18日
[ISBN] 978-4-907051-81-5 [Cコード] 1047
[ページ数] 144ページ [判型] B5並製

内容紹介

待望の中医学基礎知識シリーズ第4弾!漢方薬のルーツ・中薬。ケガや病気を治す効果を草や木などに見出し、暮らしに採り入れた先人たちの知恵に、六つの側面から迫る斬新なアプローチで、読み応え圧巻!

 目次 

まえがき
第一章 中薬の起源
第1節 生き物としての本能 
第2節 神農百草を嘗める
第3節 万物に霊が宿る
第4節 理論に適った薬物探し
第5節 外来薬物
第二章 歴代の本草書
第1節 しずくが大河に ―『神農本草経』
第2節 綱目を整理 ―『本草経集注』
第3節 長年の伝承を網羅―『証類本草』
第4節 本草学の頂点 ―『本草綱目』
第5節 本草の新書 ― 近現代の中薬書
第三章 薬理概論
第1節 薬性理論
1 薬毒
2 五味
3 四気(性)
4 気嗅
5 昇降浮沈
6 帰経・引経・薬引子
第2節 法象理論
1 法象とは
2 薬類の法象
3 根梢身例
4 法象と性味の融合
5 臓を以て臓を補う
第3節 投薬の原理
1 薬は食後に
2 薬物の七情
3 君臣佐使
4 正気を傷めず邪気を駆除
5 弁証立法
第四章 薬業の成り立ち
第1節 薬物の採集・栽培
第2節 薬材市場での集散
第3節 薬舗での製造・販売
第五章 薬業家の技量
第1節 薬物の真贋判別
第2節 地道薬材
第3節 炮製の変遷と発展
第六章 生薬のはなし
第1節 名薬の浮き沈み
1 人参
2 大黄
3 附子
4 三七
5 亀甲
6 犀角
第2節 流行薬の逸話
1 古代の流行薬
2 現代の流行薬
第3節 「虎狼薬」
叢書の編纂について

著者/監修者/翻訳者紹介

著者略歴
鄭金生 (てい きんせい)
1969 年江西中医学院卒業、同学院初の医学史修士、中国中医科学院中国医史文献研究所研究員、博士課程指導教官、同所の元所長。シャリテ・ベルリン医科大学客員教授。『中国本草全書』学術委員会主任。専攻は中医薬歴史文献・中薬学史。著書に『薬林外史』『中国古代養生』『歴代中薬文献精華』、主編に『中華大典・薬学分典』『本草綱目索引』。古典整理に『南宋珍稀本草三種』など40 種以上。発表した学術論文は140 篇余り。

訳者略歴
下山リティン (しもやま りてぃん)
上海外国語大学日本語学部卒。同志社大学経済学学士・修士課程修了。サイマル・アカデミー中国語同時通訳科を経て、現在フリーランス通・翻訳に従事。全国中国語通訳案内士に登録、観光庁認定中国語講師、NPO 法人日中翻訳活動推進協会(而立会)会員。訳書に『「新常態」を迎える中国経済』(科学出版社)、共訳に『必読!いま中国が面白い』『いま中国の真実は』(いずれも日本僑報社)など。