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カテゴリ 美術・考古 

中国陶磁の世界――陶磁文化の歴史的変遷とその伝統

中国陶磁の世界――陶磁文化の歴史的変遷とその伝統

[著者] 有 泉
[翻訳] 松田 徹
[定価] ¥5,800 (税抜) [発売日] 2022年11月19日
[ISBN] ISBN 978-4-907051-78-5 [Cコード] C1071
[ページ数] 280ページ [判型] B5 並製

内容紹介

中国陶磁文化の奥深い世界へのいざない。 博覧強記の著者の興趣尽きない中国陶磁文化よもやま話。 朝鮮半島・日本から、シノワズリのシンボルであるヨーロッパの陶磁器の世界まで、陶磁世界の歴史的エピソードをまじえてその歩みを詳説。

 目次 

第1章 火篇
・陶器から磁器へ
・はじまりの1000 年
・覆焼・畳焼・支釘焼
第2章 土篇
・回転台から石膏まで
・泥を火にかける
第3章 釉篇
・薄いガラスの層
・鉄をめぐって
・色の誘惑
第4章 形篇
・茶碗の系譜
・花瓶の正しい呼び方
・蓋碗の歩んだ道
第5章 彩篇
・27 番元素
・青花磁器の由来
・明代以前の絵付け磁器
・明代以降の絵付け磁器
第6章 窯篇
・越窯・邢窯
・汝窯・官窯
・鈞窯・哥窯・定窯
・龍泉窯
・建窯・吉州窯
・景徳鎮窯
・宜興窯
・日本と韓国の陶磁器
・ヨーロッパ大陸の陶磁器
・イギリスの陶磁器
第7章 芸篇
・唐英と乾隆帝
・宣教師と琺瑯彩
・磁器の「添付文書」
・陶磁器を古く見せかける方法
後記
訳者あとがき
参考文献(Ⅰ)(Ⅱ)

著者/監修者/翻訳者紹介

❖著者略歴
有 泉(ゆう せん)
1970 年代生まれ、本名は于天峰。吉林出身、現在は上海に在住。新聞記者、雑誌・ウェブサイト編集者を経て、2010 年上海有泉堂を創立。『三聯生活週刊』の公式アカウントにて、陶磁器関連の記事を多数発表。

❖訳者略歴
松田 徹(まつだ てつ)
昭和32 年(1957 年)生まれ。立命館大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科史学専攻東洋史専修博士前期課程修了。現在、麗澤大学外国語学部教授。著書に『現代中国の軌跡――史料と演習』(共著、金星堂、2007 年)、『そのまま使えるはじめての中国語旅行会話』(ナツメ社、2003 年)、訳書に『毛沢東、周恩来と溥儀』(王慶祥原著、科学出版社東京、2017 年)、『故宮陶磁物語――絢爛たる美の歴史』(秦偉原著、科学出版社東京、2020 年)がある。